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ウォッチコラム

20.10.14

WATCH

グランドセイコーの魅力

皆さんこんにちは!!
今回はグランドセイコーが造り出す時計の魅力をお2つ伝えします(^-^)
まず一つ目にグランドセイコーといえば
『スプリングドライブ』
機械式時計とクオーツ時計のメカニズムを掛け合わせ、電池を使用せずにクオーツ並みの精度を叩き出したセイコー独自の開発機構スプリングドライブ。しかし、開発迄の道のりは決して楽ではありませんでした。
◯1982年に試作一号機が完成。しかし駆動時間が僅か3時間しか動かず、当時の目標時間48時間には到底及びませんでした。
○1983年開発は中断
○1993年の10年後再び開発が始まりました。この10年で技術環境が大きく進歩。キネティックという 発電の技術を使って持続時間を延ばす事に成功。しかしそれでも丸一日が限界でした。
○1994年に開発は打切り
○1997年スイスの時計メーカーが新方式の時計開発に取り組んでいるというニュースがはいり、それはスプリングドライブに酷似しているというもの。ここまで漕ぎ着けて他メーカーに先を越されるわけにはいかないと再び開発が始まる。従来は手掛けていなかった消費電力の大幅削減に取り組み持続時間を伸ばそうと考えました。そして電力流出が極端に少ないICが完成したのは1997年12月。この画期的なICの開発によってスプリングドライブ実用化への道が開けました。
○1998年バーゼルフェアーで技術発表
○1999年7R68搭載「グランドセイコースプリングドライブ」が誕生
一つのものを作り上げるまでに様々な苦難を乗り越えこの開発に携わり続けた開発チームの方々やこのグランドセイコーの意地と強い魂を感じます。日本の技術を世界が認める(求める)このスプリングドライブは今後も更に進化していくことは間違いないでしょう。
二つ目は『ザラツ研磨』
サンドペーパーを貼った円形の定盤を回転させ、そこにケースを当てて面をならし、角を整えるための下地処理技術です。かつて存在したスイスの工作機械メーカー「SALLAZ」がその名の由来とされています。
セイコー社と同レベルの研磨技術を継承するスイス時計メーカーはほぼ無くなり、しかもセイコーでも高い技術を持つ人は限られるという世界有数の研磨技術。ケース本体の側面や斜面を当てて、ゆがみのない面に仕上げる。鏡のように磨きあげた時の光沢が格段に美しくなる。ケースを当てる力加減と手を動かすスピードだけで、目線と感覚値を頼りに仕上げていく、まさに匠の技。
チタンやステンレス素材以外にも柔らかく加工の難しい18kゴールド、PTケースのザラツ研磨も手掛けることができる。研磨技師は工房の中でも僅か数名で、しかもPTケースを研磨出来るのはただ1人と言われています。まさにセイコーが世界に誇る技術といえるでしょう。
高い技術でつくられたグランドセイコー!!
このコラムを見ていただいた方は、ぜひ目で見て、手で触って、感じていただきたいので店頭へ見に来てください( ̄^ ̄)ゞ

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