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ウォッチコラム

20.10.12

WATCH

IWCの歴史とポルトギーゼ

質実剛健なイメージを持つ人気時計ブランド「IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)」。

1868年、スイス チューリッヒ近郊のシャフハウゼンにてフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を創業しました。

フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズは、アメリカ ボストン生まれの時計職人。

スイスに渡る前年までウォルサム創業者アーロン・ルフキン・デニソンのパーオナーであったE・ハワードが経営する「E・ハワード・ウォッチ・カンパニー」で時計技術を習得し、1868年スイスへ渡ります。

(当時、アメリカの時計産業は機械による懐中時計の大量生産が確立していました。)

当時、大多数の人々は成功を求め西部へと進出していましたが、ジョーンズはまだ比較的、低賃金のスイスに目を付け、労働力を利用しようと考えスイスへ渡りました。

一流メーカーの集まるジュネーブではなく、なぜシャフハウゼンで創業したのか・・・

それは、フランス語系住民から激しい抵抗を受けた(シャフハウゼンはドイツ語圏)、当時シャフハウゼンはライン川を利用した水力発電所の建設が進められており、工作機械による時計製造に必要な電力が確保できた、また1857年にはシャフハウゼンに通じる鉄道が完成していた。

また、ジョーンズはハインリッヒ・モーザーと出会います。(ハインリッヒ・モーザーは、時計ブランドH.モーザーの創業者です。)

モーザーは、シャフハウゼン出身の時計職人でありロシアで実業家としても成功していました。

水力電を備えたモーザーの工場を借り受けることに成功したジョーンズは、シャフハウゼンで創業することができたのです。

また、シャフハウゼンは長きにわたる時計製造の歴史もありました。

1583年シャフハウゼンに時計職人ギルド(時計師組合)が設立されたという公式記録も残っています。

時計製造の歴史に残る最高傑作の一つ、ストラスブール大聖堂の天文時計を作ったことで世界的な名声を得た時計職人ハブレヒト一家の故郷もこのシャフハウゼンでした。

このような歴史を持つ街ちに、ジョーンズは精度に誤差がない高品質な時計を自社で大量生産しそれをシャフハウゼンで作られた時計として、世界的に有名にしようと思い描いていました。

アメリカ南北戦争後、一旗揚げようとした、IWC創設の背景にはアメリカ人魂と開拓者精神があります。

その魅力は、実物を見れば、一目瞭然です。とくに現在のラインナップの有名なシリーズとして、

洗練されたデザインが売りの、IWCきっての人気モデルです。IWCと言えばまずこのモデルを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。特に、ポルトギーゼ・クロノグラフは、1998年の登場以来IWCの最も人気のあるモデルとして君臨しています。

 

 

一度現物を見ていただければ、きっとあなたもIWCの虜に…

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