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ウォッチコラム

21.08.20

WATCH

TUDORの歴史

TUDORは1926年、腕時計ディーラーでメーカーでもある「ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター」が

ロレックスの創立者ハンス・ウイルスドルフの代理で「The TUDOR(チューダー)」を商標登録した。

その後、ジュネーブで会社を設立、ハンス・ウイルスドルフは独占的使用権を取得した。

 

「私は何年もの間、ロレックスの技術と信頼をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を創りたいと思ってきた。

その価値ある新しい腕時計を製造・販売するために、私は新たに 『チューダー ウォッチ カンパニー』という会社を立ち上げることにした。」

 

これは1946年、他ならぬハンス・ウイルスドルフが残した言葉である。

 

初期のチューダー ウォッチには「TUDOR」の「T」の横棒が右に伸びたシンプルなロゴがダイアルに刻まれていたが、一部の希少なモデルにはロレックスの名前が施されている。

これはブランドがこの業界で自立するまで、ロレックスがチューダー ウォッチの技術と美的品質を事実上保証していたということを示している。

 

チューダーの名が刻まれた腕時計には、男性用と女性用の両方のモデルがあり、主に長方形やバレル型、サイドに面取りが施された形状のものがあった。

1952年に発売された

チューダー オイスター プリンス

当時としては非常に斬新で印象的な広告キャンペーンが展開された。チューダーを着用した男性が厳しい環境で作業する様子を描いたイラストによって、堅牢性と信頼性、精度のクオリティを強調。

この強烈なイメージは、製品が持つ信頼性とあいまって、現代性と信頼性の概念を反映するスタイルと個性をチューダー ウォッチにもたらした。英国海軍のグリーンランドへの科学探検に26本のチューダー オイスター プリンスが採用された。このようにして、チューダーはその堅牢性、信頼性、精度を証明した。

 

 

1954年、チューダーは新たな道を歩み出す。伝説の始まりだった。この年、ブランド初となるダイバーズウォッチ、チューダー オイスター プリンス サブマリーナーが誕生。

耐久性、信頼性、精度、防水性の高い基準を満たすよう独自に開発されたこのモデルは、瞬く間にプロフェッショナルたちに選ばれるツールとしての地位を確立した。

 

 

さらに進化し1969年 チューダー オイスター プリンス サブマリーナは、非常に読み取りやすい大きなスクエアのアワーマーカーがアクセントとなり、ローズのロゴに代わって堅牢性と信頼性を象徴する盾のロゴが採用された。コレクターに「スノーフレーク」と呼ばれる針は、視認性を最大限に高めるため夜光塗料が施されている。水深200mまでの防水性能という機能も加わり、チューダーのアイデンティティの確立したモデルが登場した。

 

 

 

1970年 特徴的なデザインを採用した初代のクロノグラフモデル。45分のカウンターと日付表示を備えたその手巻きのクロノグラフは「チューダー オイスター デイト」と呼ばれていた。続くモデルは1971年に誕生しコレクターたちからは「モンテカルロ」と呼ばれ多くのファンを魅了した。

その後も

伝統的な美学はそのままに、現代の腕時計づくりの技術を融合し生まれた「ブラックベイ」、英国北部グリーンランド探検時の史実より生まれた「ノースフラッグ」、チューダーのモデルの中でもっとも防水性のある「ぺラゴス」、チューダー初のクロノグラフから着想を得た「ヘリテージ クロノ」など、チューダーは長い歴史の中でさまざまなモデルを生みだし今日に至る。

 

7カ国の海軍用ダイバーズウォッチとして制式採用され、

「ネオビンテージ」という哲学のもと、その製造技術、信頼性、堅牢性、そして仕上げの品質において、腕時計に対する厳しい目を持ったユーザーたちをも満足させられる。

 

それがチューダーの魅力です。ぜひ店頭でご体感ください。

 

 

 

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