26.01.20
WATCH
【時計の素材】について
【時計の素材】について紹介させて頂きたいと思います。
時計の素材にはいろいろな種類があります。
近年は技術の向上や安定もあり、各ブランドでも独自の素材を生み出していたり、一昔前では時計では珍しかった素材が高級ブランドでも使用されたりしています。
今回は時計の素材の違いや特徴などをご紹介していきたいと思います。
【ステンレススティール】
時計で最も一般的に使われる素材。
ステンレススティールは(クロム+ニッケル+鉄)からできている素材で、名前の通り(Stain=錆び)+(Less=ない)錆びないのが特徴です。
安定した耐久性はもちろん、空気に触れることにより不働態被膜というものが形成され、耐腐食性(さびにくい)抜群であることが一番のポイントです。
高級時計にはSUS316LやSUS904Lなどが使用されています。ほとんどの高級時計は316Lスティールを使用しており、904Lスティールは宇宙工学にも使用されるレベルの加工が難しいスーパーステンレスです。
【チタン】
航空・医療分野でも使われる軽量高強度素材。時計ではグレード2やグレード5が主流になります。
チタンの一番の特徴は軽いことです。ステンレススティールと比べ、約60%の軽さ、かつステンレススティールより強力な酸化被膜を持つので、非常に高い耐腐食性が特徴です。
また、生体的合成が非常に高いと言われているので金属アレルギーが起こりにくいです。
チタン素材は加工が難しい為、ステンレスよりも価格が高くなるのも特徴です。
【ゴールド/18K】
ゴールド(18K)は他の素材にはない美しい存在感があり、高級時計の象徴ともいえます。
ゴールド(金)は化学的に非常に安定した素材であります。(錆びない)
高級時計の金無垢のお時計には18Kが使用されています。18Kとは75%の純金を含み、貴金属としての純度も十分にありながら強度もある優れた合金です。
金75%+(銀/銅/パラジウムなど)の割金により、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどのカラーになり、色の展開が豊富です。
特にピンクゴールドは割金による特徴が出やすいので、ブランド独自のカラーを持つことも多く、そのブランドでしか手に入らないゴールドということで大変人気があります。
柔らかさがあるので、ステンレススティールと比べると傷が入りやすいですが、同時に磨きで綺麗になるとも取れます。
近年では、金としての資産価値も注目されております。
【カーボン】
最近注目のお素材、カーボン。加工が難しいという特徴もあり、製造コストも高いので、メインの素材というよりは、パーツなどで使われたりすることの方が多かったイメージですが、近年は技術の向上などもあり、ケースのメイン素材として使われる事も増えてきました。カーボンの特徴は何といっても軽さ!ステンレススティールの約-75%!
軽さだけではなく、強度は10倍、弾性は7倍、耐摩耗性もありつつ耐熱性、耐酸性も兼ね備えており、宇宙開発や航空機、F1などのモータースポーツでも活躍するスーパー素材です。
カーボンならではの格子模様や、マーブル模様も2つとして同じ出方はしないので、唯一無二のデザインとしても好まれています。
【プラチナ】
一番希少価値の高い素材プラチナ(白金)。
時計界では最高峰素材の一つです。
採掘量などの希少価値的な観点だけではなく、貴金属の中で一番安定したお素材でもあり、アレルギー反応などが起こることもほぼ無く、お買い求めより変わらない輝きや白さをキープする(耐食性が高い=錆びない)ことからゴールドより格上のお素材として位置づけられています。
柔らかく伸びがあるので加工もしやすく、ステンレススティールやホワイトゴールドのお時計とはまた違った輝きや重厚感を感じていただける特別な素材といえます。
見た目の重厚感だけではなく、ゴールド比べて1.4倍(140%)の重さ。ずっしりとしたプラチナならではの重さも高級素材のお時計を持つ醍醐味です。
ゴールドと同じように柔らかさがあるので、ステンレススティールと比べると傷が入りやすいですが、よほど深い傷でなければ研磨で綺麗になります。
【セラミック】
セラミック=無機物を加熱処理して焼き固めた焼結体。簡単に言うと陶器です。
陶器と言っても時計のセラミックはハイテクセラミックと呼ばれ、粘土の時点から特別なパウダーを使用しているため、日常使いの食器などのような繊細なものではありません。
特徴は軽量で、ステンレススティールの約85%(-15%)ほど。10倍とも言われる高硬度であること。とにかく傷が入りにくいのがセラミックのお時計の特徴であり長年きれいな状態のまま使用していただくことが出来ます。
モース硬度という摩擦に対する硬さを図る基準では、最大値がモース硬度10の中、ハイテクセラミックはモース硬度9であり、かなり硬いです。
加工に高い技術が必要と言われていますが、近年色々なブランドでお時計メインのお素材としてもベゼルのお素材としても活躍しています。
ステンレススティールより少しの軽さもありながら、非金属なので暑さや冷たさも感じにくく、肌なじみや着け心地も抜群です。アレルギーが気になる方にもおすすめの素材です。
【ブロンズ】
銅合金の一種で、青銅のブロンズ。お時計の素材としては珍しいですが、ゴールドとはまた違う、燻したような金色の輝きはクラシックな雰囲気でブロンズ特有のものです。
昔は潜水士のヘルメットなどに使用されていた素材でもあり加工しやすく強度も強い素材です。
色合いの変化は硬さを出すために割金に入る錫の量によって異なると言われていますが、経年変化=エイジングを楽しむのもブロンズのお時計ならでは。拭き上げなどを日々行うことにより、ブラック系やグリーン系のグラデーションを楽しんでいただけます。
デニムやレザーと同じように、世界に1本の時計を育てるというのもこのブロンズならではの楽しみ方です。
以上が時計の素材についてご紹介させていただきました。
ご自身のコレクションに新たな素材を検討してみてはいかがでしょうか。
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