25.08.05
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【TAG Heuer】カレラ デイデイト
今年で創業165周年を迎えるタグ・ホイヤー。新たなブランドスローガン「Designed to Win(勝利のために)」を掲げ、F1の公式タイムキーパーとして第一線への復活も果たしました。
そんなとどまることない躍進を魅せ続けるタグ・ホイヤーですが、そのコレクションのラインナップにおいて長年にわたり重要な地位を占め、ブランドを代表する定番タイムピースとして高い評価を得てきたのが「タグ・ホイヤーカレラデイデイト」です。その洗練されたエレガンスと確かな機能性で、多くの人々の腕元を飾り、その心を躍らせてきました。
そんなカレラ デイデイトが、2025年W&Wを機に新たなステージへとシフトした姿を見せたことは皆様の記憶にも新しいかと思います。
ローンチから約4か月経った今、新生「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト」の魅力を改めてお伝えします。
再構築されたディテールワーク
今回フルモデルチェンジされたカレラ デイデイトでは、洗練されたラウンドシェイプのケースやラグ、視認性の高いダイアルなど、一目でそれとわかるビジュアルはそのまま継承されていますが、細部にはインパクトのあるアップデートが施されています。例えばベゼルの厚み。旧カレラ デイデイトより細身ですっきりとした印象になったことで視認性が向上。そしてダイアルとインデックスのカラーに合わせたトーンonトーンのデイデイト表示や2行配列のフランジなど、より立体的に設計されたダイアルがこのモデルを腕にまとったときの佇まいに深みと余韻を添えます。
そしてビジュアルのみにとどまらず、実用性の面でもブラッシュアップされました。
ステンレススティール製ブレスレットには、新しいクイックチェンジリンクシステムが採用されています。これによって、工具を必要とすることなく、自宅で簡単にサイズ調整ができるようになりました。ブレスレットは先に向かって緩やかに細くなっており、柔軟性のあるデザインと相まって、実用性とエレガンスを両立させています。
馴染みながら際立つ
そしてカラーごとに異なるダイアル仕上げで、各モデルの個性と魅力を最大限に引き出した今回のコレクション。細部にまで宿るこだわりから、新たなスローガンに懸けるタグ・ホイヤーの情熱が感じられます。
汎用性の高さにとどまらず、しなやかに個性を表現できるよう進化した新生カレラ デイデイト。ダイアルや素材、ストラップの多彩な組み合わせで、日常の様々なシーンに寄り添います。
例えばこちらのグレイン仕上げを施したブラックダイアルのモデルには、アスファルトに散る刺激的な火花を連想させるレッドラッカー仕上げの秒針、そして爽やかさのある鮮やかなブルーのパイピングというアクセントを加えることで、エレガントでありながらスポーティーかつ大胆というタグ・ホイヤーらしい空気感を醸し出しています。
カレラを動かす核心
もちろんアップデートされたのはデザインだけではありません。
今回新たに搭載されたのは、ハイエンド・マニュファクチュールである「AMT」とタグ・ホイヤーの共同開発によりタグ・ホイヤーのためだけに製造された自社製ムーヴメントTH31。
約80時間という驚異的なパワーリザーブを実現し、5年間の延長保証も適用されます。
ケースバックを覗けば、ブランドロゴにインスパイアされたシールドロゴ型のローターも確認でき、より手の込んだ美しい仕上げになっています。
そして何より、今回新たに加わったのがケースバックのCARRERAという文字の隣にあしらわれた“ヴィクトリーリース(勝利の冠)”。
控え目ながらも深い意味を持つこの刻印は、カレラのルーツでもあるモータースポーツへのリスペクトを象徴しています。
誕生当初、レーサーに贈られ、“成功者の時計”として愛されていた伝統を受け継ぎながら、タグ・ホイヤーが何世代にもわたり掲げてきた、勝利・精度・卓越性という不変の精神をデザインとして昇華させました。
自分にしか見えないディテールであるからこそ、かえって真の美しさが際立ち、日々の挑戦に静かな自信を与えてくれるのです。
時計としての信頼性、デザイン、そして背景にあるストーリー。
そのすべてが詰まった、“勝つために設計された”このコレクションは、日々の挑戦に立ち向かう方に寄り添い、力強く背中を押してくれる存在です。
ぜひ一度店頭にてご試着くださいませ。
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